プロフィール
1977年 生まれ
枕崎高校 卒業
久木田学園看護学校 中退
介護福祉士として介護職に携わる
子供4人、旦那様は3人目(笑)
- 社団法人日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定1級・2級
- 特定非営利活動法人ハウスキーピング協会 整理収納アドバイザー1級・2級
- 株式会社整理収納教育士 整理収納教育士
- 一般社団法人十人十色の部屋づくり推進会 ルームスタイリスト1級・2級
- 公益財団法人社会福祉振興 介護福祉士
屋号『ゆる楽(ゆるたの)お片づけコンシェルジュ』に込めた思い
あなたは家事や仕事に追われて、自分自身を見失ってはいませんか?
今目の前にある食事を、思う存分五感で味わっていますか?
以前のわたしがそうだったように、全然見ていない、聞いていない、感じていない。
ただ何となく時間が過ぎて行く。そんな日々を過ごしていませんか?
正面から丁寧に自分と向き合うことは簡単なことではありません。
けれど、自分の身の回りにある物と向き合うことで、自然と見えてくるものがあります。
何かを変えたいと思っているなら、『片付け』は“きっかけ”や“手段”として有効です。
まずは、何かに追われる生活から立ち止まって、自分の住まいと向き合いませんか?
“コンシェルジュ”の立場から、あなたの性格や要望に合わせた整理整頓法を提案いたします。
溢れる物たちに、自分で圧倒されても大丈夫。
わたしはそんな部屋を前にすると、片付け効果によるお客さまご自身の変化の幅を感じてワクワクします。
ひとつひとつの物に向き合うことによって、自分の本当の望みや本当に楽しいと思える暮らしが見えてくるはずです。
お片付けを通して、“ゆる”くリラックスしてじっくりと自分として生きることを“楽”しみ、味わう人生に。
わたしのこれまで
自分のことが大嫌いだった子供時代
わたしは、仕事に忙しく気持ちに余裕のない母と、関係が上手くいっていない義父の元に育ちました。
「母に、自分のことを見て欲しい。」
「一緒に居て欲しい。」
「本気で怒って欲しい。」
そんな思いを飲み込みながら、たくさんのコンプレックスを抱え、自分のことが大嫌いな子供時代。
「自分自身や自分の状況は、変えられない」という思い込み。
そんな中、唯一コントロールできると感じたのが、成果が目に見える“部屋の片付けと模様替え”でした。
自分だけの空間に、自由に手を加え、気分転換すること。開放感を味わう手段にもなっていたのです。
二重の苦しさを感じていた大人のわたし
自己肯定感が低いまま大人になったわたしは、2度の離婚と3度の結婚を経験しています。
子供は4人。
妊娠7カ月でわたしが遭った交通事故の影響で、長女は未熟児・障害児として生まれ、今から8年前、5年の生涯を終えました。
長女が亡くなる5ヶ月前に今の主人と結婚し、ほどなく生まれた次男は4万人にひとりとも言われる難病を抱えています。
愛おしい子供たちの、その時々を懸命に生きる姿に触れながら、「生きているだけで十分」と実感します。
同時に、幼い頃から身についた“自分自身の無価値感”は拭えないという矛盾に、二重の苦しさを感じる時期も長く続きました。
訪れた転記
~物と向き合うことは、自分と向き合うこと~
念願のマイホームが着工された5年前、転機が訪れます。
山を切り開いての建設は予想外のハプニングが続き、最終的に完成までに3年半の年月がかかりました。
結果としてこの期間が、それまで持っていた持ち物をひとつひとつ吟味し手放す時間となりました。
すると、手放すことによって「無くても大丈夫」と言う“安心感”が手に入ってきたのです。
マイホーム完成の頃、幼い頃から満たされず寂しさを抱えていた自分の心の内を、初めて母に話してみました。
「当時は生活にいっぱいで、そんな思いをさせていることに気がつかなかった」と話す母。
記憶の中の若い母の姿に、日々と格闘する自分が重なりました。
初めて母に、『家庭と仕事を抱え、奮闘したひとりの女性』としての姿を見出し、「お母さんは自分を否定的に見ている」という思い込みに捉われていた、自分自身の姿を発見したのです。
物と向き合い手放すことで、自分と向き合い、不安や執着を手放すことに繋がった経験でした。
思考の整理整頓も行われ、「今を大切に生きればいいだけ」と、考え方もシンプルになって行きました。
“片付け”の力
物事がスムーズに進まない時は、その歩みが本来の自分の進む道と別方向を向いている時のように感じます。
それまでは、「こんな自分でも、誰かの役に立ちたい」という思いで職業を選択していました。
やり甲斐は感じていたのですが、次々やって来るプライベートでの困難を抱えながらの両立は上手くいかず、どこか閉塞感を感じていました。
幼い頃から好きだった“片付け”に本気で取り組んだことにより、“本来の自分がやりたいこと”、“自分自身がワクワクと楽しんで取り組めること”が見えてきました。
ありのままの自分と子供たちを愛してくれる主人と、わたしたちの大事な子供たち。
本当に大切なことを、シンプルに隣に置くことによって、気持ちや空間にスペースが生まれるように思います。
わたし自身を表現できる“お片付け”の仕事。
そこから学んだ、『自分を大切に丁寧に扱うことから生まれる、温かな循環』と、『今目の前にある“恵み”を、自分の五感を使って味わいつくす豊かさ』について。
そんなことを多くの人に伝えるために、『ゆる楽(ゆるたの)お片づけコンシェルジュ』としての活動を続けていきます。